修室の窓から眺める空は
遠い青で
白いマンションの外壁タイルが眩しいよ
いつか、教会の祭壇の前に向日葵があったよね
百合でも薔薇でもなく
向日葵
それは、マンションの扉を開けると
とびっきりの笑顔で迎えてくれた
君のように
少し疲れてしまった心を抱きしめてくれた
夏が好き
向日葵が咲くんだよ
「わたし、愛の大好きなとこは、愛がわたしを
大好きなとこだよ」
向日葵みたいに笑って君は言っていたよね
きっと、向日葵はね、
わたしはいっぱ、いいっぱい
大好きって顔を天に上げて
神さまに夏の日に
歌っているんだよ
御聖堂の向日葵を見た時
俺みたいだって思った
なんか目立つし、浮いちゃってたから
なんか目立つし、浮いちゃってたから
ねぇ君は、今でも向日葵みたいに笑っていますか
その笑顔で誰かを癒しながら
愛をしていますか
俺も向日葵になるからね
夏を待ち望みながら
今は
冬の向日葵
夏に憧れる
向日葵だけどね
0 件のコメント:
コメントを投稿