金の縁どり白い陶磁器
悲しくて
悲しくて
悲しくて
御母様どうか御仕舞い下しさいませ。
破れてしまいましょう
紅い西の魔女が、子供部屋の扉を叩きますから
金の縁どり白い陶磁器
紅いお茶
紅いお茶
紅いお茶
御母様どうか御飲みならぬように
破れてしまいましょう
桃色のあなたの眼には映りませぬ
あなたの子供が壊れたとしても
金の縁どり白い陶磁器
悲しくて
悲しくて
震えていたのは
あなたの愛。
✝・・・・・・・✝・・・・・・・✝・・・・・・・✝・・・・・・・✝・・・・・・・✝・・・・・・・✝・・・・・・・✝
きっとそれは俺がまだ2歳の頃からっだった思う・・・
不思議と2歳の頃の様々な記憶が鮮明に残っている
家のカップボードの中に、今、思えば欧羅巴製、たぶん仏蘭西製だと思われる
金の縁どりが施されているティーカップや皿、それと貴族の男女が切株で戯れる
そんな白磁器があった。
俺は、それが嫌いだった。嫌いと言うより怖かった。
そして、悲しくなる
無性に悲しいのだ
それは、現在でも変わらず、悲しくなる。
その子供の頃に、それを割って叱られたからではなく、その白磁器達に気づいた
その時から、悲しい。そして怖かった。
根拠すら解らないまま、今でも悲しい。
『共感覚』と云う人の感覚を知っているでしょうか。
それは、文字に特定の色が見えたり、音に色を感じたりと、それが他人にも共通する
感覚らしい。
俺は、大学で美術を専攻していました。
子供の頃か絵を描くのが好きで、それが高じてと云う訳ですが、そんな中、講義で最も好きだったのが、色彩でした。色彩には誰でも、色の持つメッセージを受け取る事が出来る。
とすれば、その逆にメッセージから色を感じるとしても、不思議ではない。
共感覚を説明する場合、解り易いように、文字に色、音に色と説明されることが多いのですが
実際はもっと複雑で例えば、キティちゃんを見ると迷子になって泣いている子供に見えるとか
ミッキーマウスが、恐ろしいオバケに見えてしまうとか
様々なのですが、それに共感する人間が存在するのがこの『共感覚』なでしょう。
もしかしたら、俺の『金の縁どりの白い陶磁器』」を見ると、悲しくなる
この悲しみを共有してくれる誰かが存在しているかもしれない・・・
そう思うと、笑顔になるのです。
俺が共感覚かどうか判らないけれど、このvideoを見て、涙がでました。
共感覚というのですか。私は、戦後間もない風景を見ると、「懐かしい」と思ってしまうのです。そして、「私は、確かにここに居た。そして、幼くして亡くなった」と思って仕方ないのです。カトリックに輪廻転生はありません。だから、不思議でならなかったのです。共感覚だったのですね。
返信削除✿マキシミリアナさん✿コメント有難うございます。
返信削除それは、ちょっと共感覚と異なる感覚かもしれませんね
確かにキリスト教徒には、輪廻の概念が存在しませんが、それは
輪廻する必要が、キリスト教徒には無いからだと感じます。
けれど、洗礼を受ける前の霊魂は、それを必要とするのかも
それません。
そう思うと、前世の記憶もありかなと考えたりします。
ビデオ、見ていると にじんだ未知の記憶
返信削除のようなものを感じたような、ないような気がしました。
イエス様とマリア様のみもとに、帰れるといいな・・
面白いですね。
返信削除私は、音や色で酔う時があります。こういう時は文字に変換したら、自分が不快になる言葉が並んでいるのかもしれません。
一度だけ、音が色に変換されて見えたことがありますが、こういう能力を持っている方、おりますよね。
ミッキーマウスが奇妙な化け物に見える人、多いんじゃないですか?
自分の感性に素直になると、面白い発見がありますね。
✿リアンさん✿コメント有難うございます。
返信削除なんか頭の芯に軽い痛みと眩暈が起こる様な映像ですよね
誰でも若干の共感覚を保有しているのでしょうね。
❀道子さん❀ご無沙汰ですぅ(*´∀`*)
流行もこの感覚を利用しているのだと思います。
だから、或日自分だけが良いなぁと感じていた物が
突然、街に溢れるなんて事があったりするのだと思います
とすると・・・やっぱり、私は、戦後間もなく、幼くして死んでいたのかも?う~~ん・・・この感覚、何なんでしょう?
返信削除