土曜日, 10月 22, 2011

荘厳司教ミサ。




今日は、東京大司教区カテドラル関口教会マリア大聖堂で行われた
荘厳司教ミサへと、修道院の兄弟達と参加していました。

典礼は、現ローマ典礼ですが、ラテン語とグレゴリアン聖歌による御ミサであります。
主催は、カトリック・アクション同志会です。

俺自身は、殆んどセクト意識がないのですが、どうもラテン語で御ミサと言うと、様々な思いや教義的解釈をめぐる話しを耳にしてしまい、典礼の本質を見失ってしまうのではと、感じてしまい
今まで、ラテン語によるとか、グレゴリアン聖歌によるとか、の御ミサに与った事がありませんでした。
それでも、グレゴリアン聖歌は大好きなのですが・・・

今、この身を預け、この霊魂を委ねている場所は、養成の為の修道院と言う事もあって、院長様も出来るだけ見聞を広げ、高める事を望まれていますが、それは同時にニュートラルな感性で神様の呼び掛けに霊魂を開く事も望まれているのだと感じています。
今回、この荘厳ミサに参加する事も、そんな思いと、院長様に共同司式の御依頼を戴いた事とが重なり、幸運にも参加させて戴く事が出来ました。
神に感謝。

勿論、ラテン語は理解出来ませんが、所々の単語は知っていましたので、それ程、疎外感もなく
御ミサを主の恩寵によって、参列された方々と共に御捧げする事が出来たのではと感じています。

ラテン語の響きは、典礼に溶ける様に、高い天上へと登って行くかのようでした。
聖歌隊の美しい歌に、霊の全てを包みこまれて、祈りも螺旋を描き、御父に届いたかもしれません。

朗読も、ラテン語、本来の歌による朗読で、第一朗読をされた、聖ベネディクト会の修道院長様の歌声は、さすが!と、唸ってしまう程でした。

我が修道院でも、降誕祭の典礼をラテン語でと、無謀にも計画し、グレゴリアンの聖歌練習を行っています。
今日の、御ミサのような荘厳さを目指して・・・アーメン。


主よ、私たちを助け導いて下さい。・・・(懇願!)

今日も、マリア様に感謝!

心から主に感謝!

そして、カトリック・アクション同志会の皆様に、感謝!


今更ながら、ラテン語、いいです。







2 件のコメント:

  1. ライブ・・もとい、実際のラテン語ミサ、
    どんなに壮麗なのでしょうか^^

    ラテン語は天に一番近い言葉だと聞きました。

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  2. τ平和と善。
    現在の典礼になって、会衆もミサに参与するという部分で、大きく変わった典礼ですが、荘厳さや敬虔さと言う部分では、弱くなってしまっているような感じを受けます。
    今回の荘厳ミサは、典礼それ自体は、現行のローマ典礼で、簡単に言えば、言葉と歌をラテン語で行うというものでした。
    ですから、トリエント。ミサと言われる、公会議前のスタンダードだった御ミサとは違うのですが、それでもラテン語の響きは、聖堂にとても似合うのです。

    天国の標準語は、ラテン語だと言われて、昔の神学生はラテン語を学んだそうです・・・
    イエス様もマリア様も勉強したんかなぁ・・・

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