月曜日, 8月 15, 2011

聖ヨゼフの御腕に抱かれ。





修道院の入口近くに在りながらも。余り目立たない、聖ヨセフと御子の御象。

このご蔵の下には、沢山の身寄りのない身元不明の方々の遺骨が埋葬されています。

聖コルベ神父様が。此処の修道院を建築するため、1坪1円で7000坪を購入しました、そのころ此処は山賊まで出没する様な山の中で、生き倒れの方、身元不明の方などの遺体を埋葬した場所だったそうです。
工事を進めるうちに、沢山の人骨に混じって、十字架なども掘り出されたそうです。
きっと、そうした遺体と共に、迫害によって殉教された名も無い切支丹の方達遺骨も混じっているのだろうと、それら掘り出された遺骨を、ひとつに集め、この聖ヨゼフ様と御子の御像の下に埋めたのでした。

夜、修道院の灯りも外灯も全て消されるのですが、この御像の場所だけは、小さな外灯が燈っています。
4階修室の窓の下に、この御像を見る事ができます。
寝る前の、一と時を、マリア様と共に、亡くなった霊魂のために、お祈りするのです。





今日は、終戦記念日でお盆で、そして、聖母の被昇天の祭日です。
此処長崎のお盆は・・・喧しい゚(゚´Д`゚)゚

関東では、考えられないのですが、お墓で花火をするのです。しかも、爆竹にロケット花火に打ち上げ花火と、派手な音がするものばかり・・・墓なんだから、せめて線香花火にと思ってしまいます。

修道院の下が、仏教さんの墓地になっており、夕べも遅くまで、ロケットの打ち上げが続いておりましたぁ・・・
五島出身の兄弟に聞くと、子供の頃、花火は墓場でするものと思っていたとの事

ちょっとびっくり(@_@。

何故、花火かは解かりませんが、その花火をやるのは、たいていは子供たちです。
孫や曾孫たちが、家族と共に、長崎を離れていた姉や兄も一緒かもしれません、子供にとって墓参りなんて退屈でつまらない行事ですが、花火が出来るとなれば話しは変わるのではと思います。

宗教的、地域的意味は解かりませんが、墓場からは子供たちの愉しげな声が聞こえてきました。

生きている者、死んだ者・・・8月15日は、霊魂が出逢い、また別れ、ロケット花火に乗って聖母と共に、天に戻るのでしょうか・・・

主よ、全ての霊魂の上に、永遠の安息と、絶えざる光を。アーメン。





4 件のコメント:

  1. お墓で天国の霊魂と共に、花火を楽しむ^^
    なんだか不思議な光景ですが、
    まさに諸聖人のつうこうですね^^

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  2. 平和と善τ

    15日は、精霊流しの日で、あの、さだまさしさんの歌のイメージとは大違い・・・
    爆竹がバンバン!
    けれど、時より大粒の雨が強く降る天候で、長崎の方は残念だった事と思います。なんでも50年振りに雨の聖霊流しだったそうですし、夕立的な雨も長崎では珍しいとの事です。

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  3. 爆竹を鳴らして霊魂の成仏を祈るのは、中国からの流れだと思われます。

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  4. 平和と善τ

    匿名様、ありがとうございます。
    そうですね、長崎は中華街もあり、なかなかチャイナチャイナでうもんね(*´∀`*)

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